季節の『花物語』
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 【 リンドウ(龍胆) 】                  画像をクリックすると大きくなります。

 
  リンドウの内の「ササリンドウ」は、ご存知源氏の家紋を代表するものである。
このことから、古くから私たちの身近に存在していた花のひとつであることが知れる。
葉が笹の葉のようにやや細手のリンドウをそのように呼ぶ。
私事ではあるが、私の卒業した高等学校の紋が「ササリンドウ」。校歌にも「ささりんどうの旗あげて 浪速の国は阪南の・・・」とあり、そのころは「“ささりんどう”って・・・???」と思っていたが、花の仕事をするようになってから答えを手に入れることが出来た。
古くから、リンドウの根茎は、乾燥させて薬用に使用されてきたが、名のゆらいは「竜の胆のように苦い」ことからきている。古代エジプトでも、強壮剤・健胃剤・殺菌剤に使われていたようだ。                    
 
 竜胆は、通常9月から11月にかけ、秋の山に咲く多年草。青紫色の花はとても可憐で、やさしい。
特に7月初旬に尾瀬でみた「タテヤマリンドウ」などは、高さ10cmほどで、淡い青紫、花の長さはわずか1.5〜2cm。
生花市場でセリにかかるものとは大違いだ。
又、冬景色の四国石槌のふもとで出会った「ツルリンドウ」の赤くつややかな小さな実も忘れがたい。どうして『秋の七草』に入っていないのか不思議。

  「初冠雪」「瑞紅」これは、花市場で流通している切花・鉢物のリンドウの名である。「初冠雪」は、名のとおり青い花弁の先だけが白く、満開になると 
花弁が外に反転、マイナス2度まで、開花を続ける。      左「 ヒメトクサ」 ・右「ツルリンドウ」   
「瑞紅」は鉢物用、赤紫色でコンパクト。                        
最近では切花で、白・淡いピンク・濃いピンク・青・紫・青紫・淡い青紫など、、
色数が豊富になり、美しい。

*日本・朝鮮半島・中国原産リンドウ科/同じ科に「センブリ」「ミツガシワ」「ハナイカリ」
 
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